新幹線S Work車両とは?予約・料金・ルール
東京を拠点に、名古屋や京都、大阪、さらに西へ移動することがあるなら、S Work車両を使うと移動時間をそのまま仕事の時間に変えられます。
S Work車両は、16両編成の東海道・山陽新幹線の7号車です。PCやスマートフォンで仕事をしたい人のための車両として設定されています。
執筆時点では、通常のS Work席は普通車指定席と同じ料金です。違うのは、タイピングや小声の通話が「迷惑」ではなく「前提」になっている車内の空気です。
2時間の移動は、失われる2時間にも、その週いちばん集中できる2時間にもなります。
S Work車両とは?
JR東海のスマートEXのFAQによると、S Work車両は東京から博多までを走る「のぞみ」の普通車指定席(7号車)です。
特別な列車でも個室でもありません。仕事に向いたルールがある、ふつうの指定席車両です。
車内では、ほかの乗客との会話や座席の回転は控えるよう案内されています。キーボードの音はある程度まで許容され、端末の音はミュートにするかイヤホンで聞くのがマナーです。
S Work席の予約方法
予約は窓口ではなくオンラインです。JR東海のEXサービス(EXPRESS予約、スマートEX)のほか、JR西日本のe5489でも予約できます。
スマートEXは年会費無料で登録でき、英語のサイトもあるので、海外から来た人にも使いやすい選択肢です。
スマートEXのFAQでは、発売は乗車日の1か月前の10時から、出発の数分前までとされています。1人から6人まで、まとめて予約できます。
知っておきたい点をまとめます。
- グリーン車と自由席はS Workの対象外です。
- 早特などの一部の割引きっぷでは、S Work席を選べません。
- ダイヤが乱れたときは、別の車両に変更になることがあります。
S Work Pシートは追加料金に見合う?
7号車の6番から10番の列には、S Work Pシートがあります。3人掛け側のAとCの席で、真ん中のB席の位置に仕切りが置かれています。作業スペースが広く、隣の視線も気になりにくい席です。
指定席料金に追加料金がかかります。JR西日本のページでは、執筆時点の追加料金は2,000円です。導入当初はもっと安かったので、予約前に最新の料金を確認してください。
東京から大阪までのように、乗車中ずっと作業するならPシートの価値を感じる人は多いでしょう。名古屋までの短い移動なら、通常のS Work席で十分なことがほとんどです。
S Work車両で通話はできる?
できますが、配慮が前提です。JRの案内では、周りの乗客に配慮すれば、座席での通話やWeb会議も可能とされています。
具体的には、マイク付きのヘッドセットやイヤホンを使い、小さな声で話し、できるところはチャットで済ませるのが基本です。
しっかり話したい通話なら、N700Sの7号車と8号車の間のデッキに有料のビジネスブースがあります。自分のスマートフォンでQRコードから予約し、10分単位で料金がかかり、1回の予約は最大60分です。最新の料金はJRのサイトで確認してください。
大事な通話は、乗る前に済ませてしまうほうが楽なことも多いです。駅のホーム近くにある個室ブースは、東京のワークブースとビデオ通話のガイドで紹介しています。
車内のWi-Fiと電源
N700Sの7号車と8号車では、無料の「S Wi-Fi for Biz」が使えます。従来より容量が大きく、接続時間の制限もありません。30分ごとに再接続が必要な従来の「Shinkansen Free Wi-Fi」も、引き続き使えます。
それでも、トンネルや山あいの区間では、ときどき接続が切れます。
多くのリモートワーカーは、新幹線の時間をオフライン前提で使っています。必要なファイルは先にダウンロードし、執筆やレビュー、下書きを進め、アップロードやライブの通話は電波が強い区間に回すやり方です。
新しい車両ではコンセントが標準ですが、短めのケーブルを持っていくと安心です。足元のコンセントとテーブルの上のPCは、意外と届きにくいことがあります。
移動時間を活かすコツ
S Work車両は、乗車時間に仕事を合わせると、いちばん効果があります。
- 会議より集中作業を。 のぞみで東京から新大阪まではおよそ2時間半。執筆や長めのレビューにちょうどいい長さです。
- 乗る前にやることを決める。 タスクを1つか2つに絞っておくと、発車してから迷わずにすみます。
- 時差を意識する。 チームが欧米にいるなら、朝の列車が相手の夕方と重なることもあります。時差のある働き方のガイドも参考にしてください。
- 荷物は軽めに。 S Workには特大荷物スペースつき座席の設定がないので、大きなスーツケースだと少し大変です。
よくある質問
S Work車両は通常の指定席より高い?
執筆時点では、EX会員向けの通常のS Work席は普通車指定席と同じ料金です。追加料金がかかるのはS Work Pシートだけです。
どの列車にS Work車両がある?
東海道・山陽新幹線の東京から博多までを走る「のぞみ」の7号車です。予約画面で、乗る列車ごとに確認してください。
駅の窓口で予約できる?
S Work席は、スマートEX、EXPRESS予約、e5489などのオンラインサービスで販売されています。事前にオンラインで予約するのが確実です。