Work & Stay

東京の滞在先:マンスリーマンションvsシェアハウス【2026年版】

窓際に机のある、家具付きの清潔な東京のワンルーム

東京に1か月以上滞在するなら、選択肢は大きく分けて4つです。家具付きのマンスリーマンション、シェアハウス、サービスアパート、届出済みの民泊。プライバシーを守りたいならマンスリー、安く済ませてすぐ人とつながりたいならシェアハウス、とにかく手間を減らしたいならサービスアパート。民泊は、日程さえ空いていれば、最初の1週間をしのぐのに使えます。

どれがいいかは、予算と、どのくらいひとりの空間がほしいか、どのくらい人と関わりたいかで決まります。

主な選択肢の比較

タイププライバシーコスト向いている人
マンスリーマンション高中一人・カップルで自分の空間がほしい
シェアハウス低〜中低人と出会いたい・即コミュニティ・節約
サービスアパート高高数週間の中期で手間を最小化したい
民泊高中〜高探す間の最初の1週間(日程が空いていれば)

マンスリーマンションとは?

マンスリーマンションは、月単位で借りられる家具付きの部屋です。ベッド、キッチン、Wi-Fi、光熱費が1つの料金にまとまっていることが多く、生活をいちから整える手間も、長い契約もいりません。ひとつ気をつけたいのは、「Wi-Fi付き」が固定回線なのかモバイルルーターなのかが物件によって違うこと。一日中オンラインで働くなら、予約の前に回線の種類と速さを聞いておきましょう。

ひとりのノマドやカップルにとっては、いちばんプライベートが守られて快適な選択肢で、いちばん早く「暮らしている」感覚になれます。値段はシェアハウスより高く、ホテルよりはかなり安い、というのが目安です。

ただ、エリアと広さによって、値段は大きく変わります。

シェアハウスはノマドに向いている?

向いています。シェアハウスは、自分の個室がありつつ、キッチンやお風呂、ラウンジをほかの住人と共用する住まいです。ノマドに人気なのは、安いことと、住んだその日から人とつながれることの2つが理由です。

国際的な雰囲気を売りにしている物件が多く、日本人と外国人が一緒に暮らしていて、定期的にイベントを開くところもあります。

東京に知り合いがひとりもいない状態で来るなら、シェアハウスは住む場所と人づきあいを一度に解決してくれます。そのかわり、プライバシーは少なめで、設備はみんなで使います。

実際いくらかかる? ある運営会社の数字

料金は季節や空き状況で変わるので、見積もりではなく、ある日の目安として見てください。1992年から東京で外国人向けに家具付きの部屋を貸しているサクラハウスの部屋検索では、2026年10月16日の時点で、こんな月額が表示されていました。

部屋のタイプ表示されていた月額
ドミトリー(相部屋)64,000円〜
シェアハウスの個室79,000〜120,000円
家具付きアパート120,000〜460,000円

よくある質問によると、この料金には家賃、光熱費、インターネット、家具が含まれていて、敷金、礼金、仲介手数料、保証人はいりません。予約は初月の30%を払えば確定し、最短の滞在は原則1か月(2〜3週間はまれに可)、退去の連絡は1か月前までです。日本のビザがなくても借りられて、観光の在留資格でも住める一方で、滞在を法律に沿った形に保つのは本人の責任だ、とも書かれています。

仕組みは運営会社ごとに違うので、表示されている値段だけでなく、何が含まれているかで比べましょう。

サービスアパートと民泊

サービスアパートは、ホテルとアパートのあいだくらいの住まいです。ホテルのようなサービスや清掃がついていて、そのうえ簡単なキッチンと、ホテルより広い部屋があります。値段は高めですが、数週間の滞在で、とにかく安心して手間なく過ごしたいノマドに向いています。

届出済みの民泊は住宅宿泊事業法のもとで合法で、予約サイトにもたくさん載っています。長く住む場所を決めるまでの、最初の1〜2週間のつなぎには便利です。ただ、希望の日程が取れるとは限りません。民泊は1年で泊められるのが180日までと法律で決まっていて、区によっては条例でさらに制限しています。たとえば新宿区は、住居専用地域での平日の営業を制限しています。平日を含めて泊まるなら、全部の日程が取れるかを先に確かめて、ホテルやサービスアパートを予備の候補として持っておくと安心です。

掲載ページに届出番号があるかは必ず確かめて、滞在日数のルールも見ておきましょう。届出のない物件にはリスクがあります。

滞在先の選び方

次の3つを考えると決めやすくなります。

  1. どれくらい滞在する? 1か月未満ならサービスアパートや民泊、それより長いならマンスリーかシェアハウス。
  2. どれくらいプライバシーが必要? ひとりで黙々と作業したい人はマンスリー、人と話すのが好きな人はシェアハウス。
  3. どのエリアが生活リズムに合う? コワーキングの近くか、よく使う路線の沿線か、コミュニティの集まる場所の近くか。どこに住むかのほうが、部屋そのものより毎日を大きく左右します。

よくあるのは、最初の1週間は融通のきく短期の部屋を予約しておいて、いくつかのエリアを実際に歩いてみてから、住みたい場所が分かった時点でマンスリーやシェアハウスを決める、という流れです。

よくある質問

デジタルノマドは東京で短期でも部屋を借りられますか? 借りられます。

家具付きのマンスリーマンションや届出済みの民泊なら、ふつうの賃貸のような長い契約も保証人もいりません。

保証人や日本の銀行口座は必要ですか? マンスリー、シェアハウス、民泊なら、たいていいりません。どれも外国人や短期の滞在者が使うことを前提にしているからです。たとえばサクラハウスは保証人がいらず、観光の在留資格でも借りられます。

ただ、保証人がいらなくても審査はあります。たとえば大手のシェアハウス運営会社のオークハウスは、契約は最短1か月で、仕事や支払い能力を確認し、入居の前に緊急連絡先へ電話をします。条件は運営会社ごとに違うので、自分の在留資格で申し込めるかを先に聞いておくと確実です。

一般的な長期の賃貸は、また話が別です。

シェアハウスとマンスリー、どちらが安い? 設備をみんなで使うシェアハウスのほうがふつうは安く、自分だけの空間があるマンスリーは高めです。たとえば2026年10月のサクラハウスでは、光熱費込みでシェアハウスの個室が月79,000円〜、アパートが月120,000円〜でした。